水槽に水草や土管・テトラポッドなどが入っていると、ちょっと目を楽しませてくれるそんな癒しの水槽になりそうですよね。特に室内で飼う場合は、部屋の雰囲気も変わり、イン
テリアの一部になると思います。

ところで、そもそもこれらの装飾品とも思われる水草や土管などは金魚にとって必要なのでしょうか。入れている金魚の種類にも依りますが、出目金や水泡眼など眼が出ていたり、
水泡があるような種類の金魚は、土管やテトラポッドなど人工的に作られた物で眼を傷つけられてしまう可能性があります。水草も葉の硬いものは、同様のことが考えられます。

これらの眼に特徴のある金魚は、視力が悪いと言われているので、それも原因の一つかもしれません。また、小さな水槽の場合、泳ぐ空間が減ってしまうというデメリットが考えられ
ます。

しかし、水草や土管・テトラポッドは金魚の隠れ家になります。臆病な金魚や体が小さめで他の金魚から追いかけられたりしている金魚にとっては、よい逃げ場になることが考えられ
ます。

それに、水草を入れることで水質悪化の原因となる水中の栄養素を取り入れ、水質をよくしたり、光合成で酸素量が増えたりします。また、金魚を繁殖させたい場合は、水草は産卵
場所にもなります。

水草は土管やテトラポッドのような人工物に比べ、非常食にもなり、金魚もどちらかと言えば水草を好む傾向があります。しかし、水草には、すぐに金魚につつかれたり、食べられたり
する種類があるので、金魚と相性のいい種類を選ぶことをオススメします。

金魚は雑食なので、食べられにくい、葉が丈夫なものを選びます。また、隠れ家にするためにも浮かせて入れるのではなく、底石や小鉢を使って底に固定する方がよいでしょう。

実際に金魚と相性の良いアヌビアス・ナナやアナカリスは根をはりやすいので、固定することをオススメします。また、水草は植物なので、光が必要です。水槽を光の入る窓際に
置いたり、蛍光灯を数時間つけるなど、光を取り入れましょう。なお、水草が必要とするものに二酸化炭素や酸素がありますが、二酸化炭素は金魚が呼吸する際に出す量程度の
もので育つ種類の水草にしましょう。中には、二酸化炭素をたくさん必要とする水草もありますが、その場合は、別に二酸化炭素を添加する必要が出てきます。酸素については、
金魚にも必要になるものなので、エアレーションなどを利用して、水草のために金魚が酸素不足にならないようにすることが大事です。

水草は、屋外で金魚を飼う場合にはホテイアオイなど光を多く必要とする種類も育ちやすいのですが、室内では光を取り入れるのが難しい場合が多いので、あまり光を必要としない
種類を選ぶ方が良いでしょう。そして、もしたくさん水草が増えてしまったら、金魚が泳ぐ空間が減るので、定期的に水草の手入れも必要になります。金魚だけでなく、水草も世話を
する心構えで水草を入れて、どちらも健康的に育つ水槽にしましょう。